完成報告イベントレポート

5月30日(日)、アンパンマンとばいきんまんの声を担当する戸田恵子さん、中尾隆聖さん、そして本作のゲスト声優で雲の長老役を演じるアンタッチャブル・山崎弘也さんが横浜アンパンマンこどもミュージアムにて行われた完成報告イベントに登場!
さらに、アンパンマン、ばいきんまんと仲間たちも会場に駆けつけ映画の完成をお祝いしました!

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劇場版32作目となる本作は【友だちと笑顔の大切さ】をキーワードに、アンパンマンが雲の国を守る為に、フワリーやドキンちゃんたちと力をあわせて奮闘する、心が"ふわふわ"温まる絆と大冒険の物語。

本日のイベントでスペシャルMCを担当した"雲の長老"役のアンタッチャブル・山崎さんがアンパンマンと元気よく登場!映画のイベントでMCを務めるのが初めてという山崎さんは「ドッキリだと思いました(笑)いまだにネタバラシされるんじゃないかと思ってますよ(笑)!」と会場を盛り上げイベントはスタート。

本作でアンパンマンファミリーとなった山崎さんは「雲の長老の役で念願のアンパンマンファミリーに参加できたということで、今後はアンパンマン忘年会とかにも呼んでもらいたいですね!この役には私の芸人人生の全てをつぎ込みました!是非ご覧いただきいと思います!」とアンパンマンファミリーになれたことの喜びを爆発させていました。

そして、会場には長年アンパンマンとばいきんまんの声を担当している戸田さんと中尾さんも参加。戸田さんは「この作品が無事に完成したことにほっとしております。アンパンマンの映画は毎年一本作られていて、本作の収録をしたのは去年の秋ごろ。公開延期というのは私たちも生まれて初めての経験で、ここからどうなるんだろうと思っていたところで、なんとか今日を迎えることが出来ました。楽しみに待ってくれていた子どもたちには申し訳ないなと思います。人と人の絆を深める作品になっているので沢山の人たちに観てもらいたいと思いますね」と新型コロナウィルスの影響で劇場版の公開が約2年ぶりとなるも作品の完成を報告できたことに安堵の様子。中尾さんも「コロナ禍の中でやっと公開ですね。関係者の皆様ありがとうございました。子どもたちと一緒に映画館で笑って歌って踊れる日を楽しみにしております」とスタッフへの感謝を述べました。

公開延期を経験し、声優、製作陣ら関係者が苦労をして作りあげた本編を観た戸田さんは「今回はフワリーちゃんとドキンちゃんの絆がメインです。女の子同士の優しい絆みたいなものも見えたり、ちょっとツンデレがあったりと凄く可愛らしく描かれています。相手を思いやるという気持ちが溢れている作品になっています」と作品の見どころを説明。中尾さんも「こういうご時世、人と人との繋がりが希薄になりがちですが、尚更観ていて温かい気持ちになる作品になっているので、沢山の人に観てもらいたいです。」と今だからこそ観て欲しい作品になっていると紹介。

また今回、雲の長老役に決まった時の反応を聞かれた山崎さんは「娘にアンパンマンの映画に出るよって伝えたんですけど、イマイチ映画に出るということにピンときてないですね(笑)。でも(娘に)『アンパンマンと友達なんだよ』って写真を見せると娘は『絶対観に行きたい!』って言っていました。映画を観て実感してくれるんじゃないかなと思いますね」と娘さんとのやり取りを話すと、戸田さんが「ザキヤマくんだと言わなきゃ分からないくらい、声優として成り立ってます!見どころのひとつですね!長老として成り立ってるんですよ!娘さんはパパだよって言わなきゃ分からないかも」と山崎さんの見事な声優ぶりを大絶賛。中尾さんも「本当に素晴らしかったです。温かくて、顔も結構似てるんですよ(笑)。本人が出てる!って思ってしまいました」とお墨付き。

また戸田さんとはバラエティ番組の共演をきっかけにプライベートでも交流のある山崎さんは「アフレコの収録中は無我夢中でやっていたんですけど、出来上がった作品を観た時に、(アンパンマンと)同じ世界で絡んでいるのを見て、感動しちゃいましたね。」と感激した様子で、さらに戸田さんに対して山崎さんは「子どもが生まれた時に、戸田さんが家に来てくれて、インターホンに戸田恵子が映ってるんですよ!(笑)。出演が決まった瞬間に(戸田さんが)ねじ込んでくれたんだなと思いました(笑)」とザキヤマ節を披露すると、戸田さんも「(山崎さんがアンパンマンに出演する事は)全然知らなかったです!私もびっくりしたんですよ。決して私がねじ込んだわけではないです(笑)」と仲の良さが垣間見える一幕も。

そして、本作には戸田さん、中尾さんから絶賛の山崎さん演じた"雲の長老"と同じく、新キャラクターとして登場したのが深田恭子さん演じたヒロインの"フワリー"。かねてよりアンパンマンファンを公言している深田さんが演じたフワリーについて山崎さんは「本当にフワリーは純粋で可愛くて、ドキンちゃんを愛していくフワリーの姿は、さすが深キョンが命を吹き込んでいるんだなと思いましたね。フワリーちゃんをぎゅっと抱きしめたくなるような作品で、一瞬にして心をつかまれますよ」と語ると、中尾さんは「深田さんのピュアな雰囲気がフワリーちゃんとぴったりで、そのピュアさがたまらないですね。是非観ていただきたい」と深田さんとフワリーの親和性の高さを称賛。

戸田さんも「深田恭子ちゃんとは前にドラマでご一緒して、その時から開口一番に「アンパンマンが大好きなんです!」と言ってくれて。わんちゃんの名前もメロンパンナちゃんですし、とにかくアンパンマンを大好きでいてくれているのを聞いていました。今回(映画に)出てくださるということで、本当にお会いできることを楽しみにしていたんですけど、とにかくいまはゆっくり休んでいただきたいと思います」と深田さんへエールを贈りつつ、「フワリーは特に女の子は大好きになるキャラクター。恭子ちゃんの声がドンピシャで、とにかく可愛いです。ちょっと気の強いところを見せるのも含めトータルで恭子ちゃんそのまんまのピュアさが出ているキャラクターですね。恭子ちゃんがずっと持ち続けてきたアンパンマンへの愛がこの映画とフワリーちゃんに出ています」と深田さんのアンパンマン愛が作品から溢れていると振り返りました。

そんなフワリーとドキンちゃんとの心温まる友情が感動的に描かれている本作。この二人のような関係性にちなみ、強い絆で繋がっている人について聞かれた山崎さんは「最近はカンニングの竹山さん。髪の毛がフワリーちゃんみたいにパーマをかけてふわふわしてるんですよ。可愛いな~って思って(笑)ふわふわフワリーと竹山さんが可愛くて仕方がないですね(笑)」と話し笑いを誘うと、戸田さんは「アンパンマンファミリーは言わずもがななんですけど、前作のゲスト声優の榮倉奈々ちゃん、その前作の杏ちゃんが仲良しですね。お仕事以外でも接することが多くて仲良くしてます」とアンパンマンでの繋がりが多いことを明かしました。中尾さんは「やはりアンパンマンファミリーですかね。30年以上、家族のように毎週スタジオで会って、メンバーの良い時も悪い時もスタジオの中で感じながら、家族以上の強い絆でファミリーという感じがしますね」と笑顔で話しました。

そして、イベントも終盤となり戸田さん、中尾さん、山崎さんがそれぞれデザインした、本作の舞台となっている〈雲の国〉にちなんだ魅力的なオリジナルキャラクターを発表!

戸田さんは「「くもっ太ちゃん」。いつもどんよりしているキャラクター。悲しい時に雨を降らして、良いところがないんですけど、日照りが続いた日には覆ってくれる。いつも曇っているようなちょっとネガティブなキャラクター」中尾さんは「「暴れん坊の入道くん」 キャラクターを考えて昨日から悩んで寝れなかったです。一晩中考えましたね(笑)あとはドキンちゃんの友達で「除菌ちゃん」。まさに(ばいきんまんの)ライバルですね(笑)」山崎さんは「「くもざき」です。中尾さんにも(雲の長老と)ビジュアルが似てるって言われましたけど。この作品の前にこのアイデアを出したかったですね。『そろそろ雨がくるぅ~!』って天気を教えてくれるんです」

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最後に戸田さんは「ようやくこの作品が皆さんの目に触れることが出来るようになって嬉しいです。レギュラー放送の収録も(感染症対策に)気を付けながら毎週新しい作品を録り続けています。そんな中で、毎年当たり前のようにやってきたことが、去年から出来なくなったと痛感しました。この作品を通して絆を深めて一本でも素敵な作品を作っていきたいと思います。この映画を沢山の人に観ていただきたいと思います。ありがとうございました」とすべての関係者への感謝の想いを語り、イベントは大盛況のうちに終了しました。